保育園のキッズ家具を選ぶ4つのポイント|子どもがよろこぶかわいい導入事例19選
子どもの感受性は大人が考えるより何倍も敏感で、毎日見たり触れたりするあらゆるものが子どもの感性や個性をゆっくりと形作っていきます。
子どもがとても長い時間を過ごす保育園・幼稚園ではそのような子どもの成長をやさしくサポートする、安全でデザイン性の高い家具を賢く選びましょう。
この記事では、
- 保育園・幼稚園の家具を選ぶ時の4つの注目ポイント
- 子どもがよろこぶかわいい家具のイメージ付き導入事例
についてご紹介します。
保育園・幼稚園ではどんなキッズ家具が必要?
0歳児から未就学児まで幅広く受け持つ保育園ではさまざまな用途のための「保育室」を設けなければなりません。保育室はさらに用途ごとの分類があります。
保育園・幼稚園の部屋の用途にあわせて、下記のようなキッズ家具が必要になるでしょう。
保育室
主に2歳児以上を保育する、用途が幅広い部屋です。子どもが遊んだりお昼寝をしたり食事をしたりする場所です。
園児の人数に合わせた、
- 椅子
- テーブル
- 収納棚
などが必要になります。
遊戯室
主に子どもが遊びまわったり、お父さんお母さんや地域の方々が参加するような共有イベントにも使われる部屋です。
広々としたスペースが必要で、あまり特定の家具を常設しないことが多い部屋ですが
- 持ち運びが簡単な椅子
- ベンチ椅子
などを設置することもあります。
ほふく室・乳児室
ほふく(はいはい)する赤ちゃんや乳児の保育をする部屋です。
必要に応じて、
- ベビーベッド
- ガードやテーブル付きのベビーチェア
などを配置します。
子どもに優しく楽しい保育園の家具選び|注目ポイントはこの4つ
保育園・幼稚園にぴったりの家具を選ぶためには、
- サイズ
- デザイン性
- 形状
- 素材
などに注目できます。
それぞれの要素は、子どもの安全や成長のために下記のような意味合いがあります。
ポイント①:子どもにとって使いやすいサイズ
保育園・幼稚園で使用するキッズ家具の適切なサイズは、下記のように計算できます。
- 椅子の高さは身長の4分の1
- 机の高さは椅子の高さ+15〜20cm
身長ごとの最適サイズは下記の様になります。
- 身長80cm(1〜2歳)…椅子の高さ:約20cm、机の高さ:約35cm
- 身長90cm(2〜3歳)…椅子の高さ:約23cm、机の高さ:約40cm
- 身長100cm(3〜4歳)…椅子の高さ:約25cm、机の高さ:約40〜45cm
- 身長110cm(4〜5歳)…椅子の高さ:約27cm、机の高さ:約42〜47cm
上記のサイズ感を参考にすれば、子どもたちにとって使用しやすい家具を見つけられます。
ポイント②:子どもの創造性や自主性を育むデザイン
子供は好奇心旺盛で、新しくて楽しいものが大好きです。また、二歳ぐらいから着る服などにも自分のセンスによる好き嫌いがあわられてきます。
着る服だけでなくインテリアでも、子どもたちの創造性を刺激するセンスの良い家具を選びましょう。
カラーに関しては、下記のような色彩による心理効果をコーディネートに取り入れるのもおすすめです。
- イエロー…明るさや元気を感じさせ、ひらめきをひきだす効果
- オレンジ…人を陽気にさせ、よい人間関係を築きやすくなる効果
- ブルー…心を落ち着かせ、集中力を高める効果
- ナチュラルな木の色・木目…見た目と触感の両方で人をリラックスさせる効果
さらに、子どもが自分で持ち運んだりスタックしたりしやすいデザインになっていれば、片付けなどの自主性を育みやすくなります。
ポイント③:子どものための安全な形状と素材
保育園・幼稚園で何よりも優先すべきなのは子どもにとっての安全性です。
園内で思わぬ事故が生じないよう、キッズ家具を選ぶ際は特に下記の点に注目しましょう。
- 角がなく、体のどこかをぶつけても怪我をしないデザインになっていること
- 十分な耐久性があること
家庭内の家具の角は、子ども用のコーナーテープで保護することもできますが、保育園・幼稚園用のキッズ家具ははじめから角がないデザインになっているものを選びます。
キッズ家具では耐久性も大切な要素です。木製の家具を選ぶ場合、下記のような樹種のものでは十分な耐久性を期待できます。
- ブナ材(ビーチ)…ささくれが起きにいのが特徴。古くから積み木など子ども用のおもちゃに使用されている
- クリ材(チェストナット)…高い耐久性が特徴。古くから鉄道の枕木に使用されるほど頑丈。
座ったときの耐久性に加えて、経年劣化でささくれができないような品質のものを選ぶようにしましょう。
ポイント④:子どもの健康にやさしい自然素材
家具の選択は子どもの健康にも影響を与える可能性があります。
たとえば、
- シックハウスの原因物質であるVOC(揮発性有機化合物)
- アトピー・ぜんそくなどの原因になるカビ
が発生しにくい家具を選べば、子どもたちの健やかな成長に貢献できます。
VOCはシックハウスを引き起こす化合物の総称で、塗料や接着剤などに使用されることがあります。
家具を製造するメーカーがどのようにVOC低減のための対策をとっているかなど、可能であれば事前に確認してみることができます。
素材としては、
- 無塗装・または無塗装に近い無垢材
- ペーパーウッド材(VOCを放出しないノンホルマリン接着剤を使用している)
などであれば、シックハウス症候群に繋がるリスクはかなり低くなります。
無垢材は調湿作用があるため、アトピー・ぜんそくの原因になるカビの発生のリスクも下げられるというメリットがあります。
保育園・幼稚園で使えるおしゃれでかわいいキッズ家具の導入事例19選
子どもの安全と伸び伸びとした成長に寄り添う家具を実際の導入事例から選んでみましょう。
保育園・幼稚園で必要なキッズ家具のうち、
- 椅子
- デスク・テーブル
- 棚・収納
- おもちゃ
などの選りすぐりのものを、下記にイメージ付きでご紹介します。
保育園・幼稚園のお遊戯や食事に使える!かわいい椅子の導入事例6選
椅子は子どもの肌に直接触れる部分の多い家具です。
子どもに愛されるデザイン性や快適なサイズ感に加えて、素材の肌触りや強度などにも注目してみましょう。
保育園・幼稚園におすすめの椅子には下記のような製品があります。
K-215|子どもでも持ち運べる国産クリ材の椅子
K-215は肌触りが良いなめらかな木肌と美しい木目が特徴的なクリ材を使用した子供の椅子です。
クリ材は水や湿気に強く、耐久性・機能性共に子ども用の家具にぴったり。
取手がついていて子供でも持ち運んだり片付けたりしやすくなっているのも嬉しいポイントです。
K-215の座面は18cmで、身長80cm前後の1〜2歳児にちょうどよい高さとなっています。
K-103|コンパクトでかわいいキッズ用ラウンドスツール
K-103は重さ1.6kg、高さと直径が共に25cmという軽量・コンパクトで扱いやすいスツールです。
猫足のような丸っこい脚部と、4種類のバリエーションから選べるカラフルな張り地がデザインの大きなポイント。子どもたちのお気に入りになりそうなキッズ椅子です。
K-103の座面は25cm、身長100cm前後の3〜5歳児に座りやすいサイズです。
K-308|勉強もお絵かきもはかどるキッズ椅子
K-308はブナ材を使用したキッズ椅子。角を落としたかわいさとシンプルなスタイリッシュさで子どもの感性の成長に寄り添います。
木目の美しさが際立つナチュラルタイプを含めて、計5色のカラーバリエーションをラインナップしました。
不要な時にはスタッキング収納もできるため、遊びのための空間を手早く確保するのにも役立ちます。
K-308の座面は24cm、身長100cm前後の3〜5歳児に座りやすいサイズです。
K-307|ランチルームにも使えるペーパーウッドのキッズ椅子
K-307ではフレームに控えめな木目のブナ材、そして背もたれ部分にはペーパーウッドを使用しました。
ペーパーウッドとはシラカバ材と再生紙を重ねてプレスしたエコ合板です。断面に現れる縞模様が子どもに愛されるかわいいアクセントになっています。
K-307の座面は24cm、身長100cm前後の3〜5歳児に座りやすいサイズです。
K-029|ミッドセンチュリーをイメージしたキッズ用シェルチェア
K-209は丸みを帯びた柔らかいシェルにスチール製の脚部を組み合わせた、ミッドセンチュリー感のあるデザインのキッズ椅子。
デザイン性の良いインテリアはきっと子どもの感性の成長にも繋がるはず。モールドウレタンの座面は座り心地も快適です。
K-307の座面は27cm、身長100cm前後の3〜5歳児に座りやすいサイズです。
K-004|ゆっくり読書に集中できるキッズ用一人掛けソファ
https://www.kk-kinoshita.co.jp/products/k-004/
K-004は大人でも座りたくなるようなラウンジチェア風のキッズソファです。
たくましさを感じる肘掛けやキルティングの質感は、子どもにも伝わる“特等席感”が溢れています。
大人用ソファと同じ構造で作られていて、座り心地も頑丈さもばっちり。
K-004の座面は25cm、身長100cm前後の3〜5歳児に座りやすいサイズです。
保育園・幼稚園の遊びも学びも楽しくする!かわいいデスク・テーブル導入事例5選
デスク・テーブルは子どもにとって、後の勉強習慣や集中力などにも影響を与える可能性のある家具です。
子供が実際に本を読んだり絵を描いたりしているところを想像しながら選んでみましょう。
保育園・幼稚園におすすめのデスク・テーブルには下記のような製品があります。
K-036|想像力がふくらむ切り株型テーブル
K-036は木の皮の質感や年輪の風合いの再現にまでこだわった切り株型のテーブルで、森の中の公園で遊んでいるような感覚を楽しめます。
おやつタイムやカードゲームなど、どんなシーンにもマルチに活用できる一台です。
K-091|お友達と一緒にマルチに使えるラウンドテーブル
K-091は直径50cm、高さ40cmのラウンドテーブル。天板にはメラミン化粧板を使用しています。
カラフルな専用スツールと合わせて使えば、上から見た姿はお花のようにかわいらしくなります。
4〜5人ほどのお友達と一緒に使えば、コミュニケーション能力も自然に身につけられそうです。¥
K-310|スタッキング収納できる台形テーブル
K310は台形の天板が特徴的なデスクです。
高さは2〜4歳児が快適に使える40cmで、単体でのご使用はもちろん、組み合わせればさらに使い方の幅が広がります。
フラットな台形構造の天板のおかげで、互い違いにしてのスタッキングも可能になっており、未使用時にはコンパクトに収納できます。
KG-450-450|ペーパーウッド製のコンパクトなテーブル
KG-450-450はシラカバ材と再生紙を交互に挟んだ、ペーパーウッドという特殊な合板を全面に使用したテーブルです。
ペーパーウッドの断面にはかわいいカラーリングの縞模様、表面にはシラカバ材の美しい木目という独特のデザイン性が子どもだけでなく大人の目も惹きつけます。
天板サイズは45cm×45cmと、複数台をいろんな組み合わせで並べても使いやすいサイズ感に仕上げました。高さは2〜4歳児の使用に適した40cmとなっています。
K-316|きれいな姿勢と集中力が身につくキッズ書見台
K-316は30°の傾斜がついた読書専用のテーブル、いわば子ども用の書見台です。
この傾斜により、子どもは本に夢中になっても前傾姿勢になりにくく、正しい姿勢での読書を続けられます。
高い集中力を保つのに必要な、美しい姿勢が身につけられる一台です。
保育園・幼稚園の絵本やおもちゃの収納に使える!かわいい棚・ブックラックの導入事例3選
保育園・幼稚園用の収納は、こどもの自主性や成長するにつれて必要になる自己管理にも影響します。
絵本やおもちゃを見つけやすく、使い終わったら楽しく片付けられるようなデザイン・構造のものを選びましょう。
保育園・幼稚園におすすめの収納・ブックラックには下記のような製品があります。
K-319|雨の日の読書タイムに最適なブックラックつきベンチ
K-319はお目当ての本を探しやすいブックラックと気軽に座れるベンチを合わせた複合型家具です。
足元の収納スペースは本棚や物入れとしてマルチに活用することができます。
座って本を読む習慣が楽しく自然に身につけられる一台です。
K-219|いろんな収納家具に合わせて使えるEVA素材のボックス
K-219はラックと組み合わせて使えるEVA収納ボックス。
軽くて柔らかいEVA素材でできているので小さな子どもでも軽々と出し入れができます。
お片付けの習慣が楽しく身につくキッズ収納グッズです。
K-318|たくさん読んで想像力を伸ばそう!本の表紙が見やすいブックラック
K-318は、明るい色合いのパイン集成材でできた布地付き、子どもの想像力を伸ばす読書習慣によりそうブックラックです。
収納された本の表紙が見やすい作りで、子どもは読みたい本を自分ですぐに見つけられます。
寸法を一般的な収納家具に多い奥行と合わせ、他のインテリアと合わせて使いやすいサイズ感に仕上げました。
保育園・幼稚園の家具と一緒におきたい !かわいいおもちゃ・遊具の導入事例5選
保育園・幼稚園の屋内で使用する大型の遊具の選び方は、家具の選び方に通じるものがあります。
子どもの感受性や創造性を伸ばす、おすすめのおもちゃ・遊具には下記のようなものがあります。
K-075|EVA素材の積み木
K-075 は軽くて柔らかく、弾力のあるEVA素材の5 種類32ピースの積み木。
木製素材の積み木よりだいぶ軽く、最大ピースは20cm×20cm×60cmと大型でも、軽々と積み上げることができます。
伝統的な積み木遊びで、子どもたちの創造力・集中力・造形力など様々な感性を伸ばすことができます。
K-084|EVA素材のシーソー
K-084はEVA素材のシーソータイプの遊具です。ゆらゆらと揺れて楽しく遊びながらバランス感覚などの運動神経も養えます。
柔らかく弾力性があるEVA素材を使用しているため、室内で使用しても床にキズが付きにくいのが特徴です。
レッド・ブルー・グリーンという3色のカラーバリエーションからお選びいただけます。
K-149|EVA素材の滑り台付き大型遊具
K-149はEVA素材の滑り台付きの大型遊具です。
登ったりすべったり隠れたり。外に出られない雨の日でも屋内で思いっきり体を動かして遊べます。
K-155|かわいい小山のような置き型マット遊具
K-155は小さな丘のような形の置き型マット遊具です。
ウレタンフォームの表面に特殊な塗装を施した構造で、ふわふわとしたクッション性があります。
登ったり滑ったり飛び跳ねたり、ぞんぶんに体を動かして遊べます。
K-211|木のような見た目のEVA素材の積み木
K-211は木製のように見えますが、軽くて柔らかく弾力性もあるEVA素材の積み木です。
軽量のEVA素材はすこし大きめサイズでも軽々と持ち上げられるので、子供は自分の背より高くまで積み上げられるでしょう。
この8種32ピースの積み木セットで、遊びを通して創造性や造形力などのさまざまな個性を伸ばせる遊具です。
まとめ
保育園・幼稚園に置くキッズ家具は、まず第一に安全性、そして子どもの感性や知性の成長に寄り添うデザイン・素材のものを選びましょう。
ポイントを押さえて賢く選ばれたインテリアのなかで、子どもたちは遊んだり学んだり、おともだちとおしゃべりしたりしながら、大人になるのに必要なたくさんのことを感受し、身につけていきます。
- 最終更新
- 2023.10.20