働きやすいオフィスにするための家具選びのポイントを紹介

新しくオフィスを設ける場合や、移転する場合などに家具を新調する際「オフィス家具選びで後悔したくない」と思われる担当者は多くいらっしゃるでしょう。

オフィスで使用する家具は働きやすさや作業効率にも直結するので、社員が快適に働くためにも重要な要素です。とはいえオフィス家具をどのように選ぶべきかわからず、悩まれる方もいらっしゃるはず。

そこで代表的なオフィス家具である「デスク」「チェア」「テーブル」の選び方のポイントを解説します。

それぞれどのような点に注意して選ぶべきか解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

オフィスデスクの選び方のポイント

まず、社員一人ひとりが個別に使用する「デスク」の選び方を解説します。

作業に応じて十分なスペースを確保する

オフィスデスクは、行う作業に応じて十分なスペースがあるものを選びましょう。

ひと口にオフィスデスクといっても、作業スペースのサイズ（幅・奥行）はさまざま。行う作業内容に応じて、必要なスぺースを確保できるようにしてください。

一般的には幅120cmが標準とされていて、このサイズであればデスクトップパソコンや電話、書類などを広げても作業できるスペースがあります。しかし図面を引くなど、広い作業スペースが必要な職種の場合は、標準サイズだと手狭に感じるかもしれません。

ゆとりのある幅140cmのタイプや、それ以上の大きさを検討するのがおすすめです。

作業しやすい高さのものを選ぶ

作業しやすい高さのものを選びましょう。

デスクが低いと前傾姿勢になって猫背になりやすく、反対に高過ぎても作業しにくくなります。一般社団法人日本オフィス家具協会では、高さ72cmのデスクが推奨されています。

この数値を参考にして、使用しやすいサイズのものを選んでみてください。とはいえ身長によって使いやすいデスクの高さは異なるので、社内の誰もが使いやすいデスクにするのは困難です。

昇降式デスクのように、個人の好みの高さに合わせられるものを導入するのもおすすめです。

オフィスチェアの選び方のポイント

次は、デスクと共に使用するオフィスチェアの選び方のポイントを解説します。

座り心地を重視する

座り心地を重視して、選ぶようにしましょう。

オフィスでデスクワークする時間が長い場合は、一日中座り続けることになるため、座り心地は重要なポイントです。座り心地が悪いと落ち着かなかったり、作業に集中できなかったりすることも考えられ、作業効率のダウンにつながりかねません。

体が前に傾いたり、お尻の位置がズレたりしないように、座面の前方が上に傾いているタイプがおすすめです。クッションの厚さや座面の広さなど、長時間座っていても疲れにくいものを選びましょう。

使用者や用途に合わせて機能性を重視する

使用者や用途に合わせて、機能性の高いものを選ぶのも大切なポイントです。

例えば、一日中オフィスでデスクワークしている場合、アームレストやランバーサポートなど、肩や腰への負担を和らげる機能があると、体への負担を低減できます。

他にも会議室やミーティングなどで使うチェアであれば、スタッキングや折りたたみなど、収納しておけるタイプだと省スペースで便利です。使用者や用途に合わせて求められる機能は異なるので、どのような機能があると便利か洗い出してから選びましょう。

オフィステーブルの選び方のポイント

最後に、会議やミーティングなどで使用する、オフィステーブルの選び方を解説します。

目的に合わせて大きさを選ぶ

使用する目的に合わせて、最適な大きさのものを選びましょう。

例えば大人数で会議するのであれば、想定される人数が問題なく座れるだけの広さが必要となります。またミーティングなど一時的な使用なのであれば、それほど広くなくても問題ないかもしれません。最近では、立ったまま軽く打ち合わせできるスタンディングテーブルも人気です。

他にも固定式の4本脚タイプや、キャスター付きのT字型、正方形、丸形、折りたたみできるものなど多様にあります。大きさはもちろん形状や機能なども、人数や用途、会議室の広さなどに応じて選びましょう。

目指したいオフィスのイメージに合わせて選ぶ

オフィスのイメージに合わせて、選ぶのも大切です。テーブルは家具の中でも大きいため存在感抜群。オフィスのイメージを大きく左右します。

例えば新進気鋭のクリエイティブな企業であれば、スタイリッシュでおしゃれなテーブルが、企業のカラーにマッチするでしょう。

いかにも会議室という堅いイメージのテーブルよりも、新しい発想・アイデアが生まれやすくなるかもしれません。また来客用スペースをおしゃれに仕上げることで、積極的に来客してもらえるようになり、増えて打ち合わせしやすくなることも考えられます。

オフィスデスクに限った話ではありませんが、どのようなオフィスにしたいのかイメージにマッチする家具を選ぶのがおすすめです。

作業しやすいオフィス家具を選ぼう

オフィス家具は、働きやすさや作業効率に直結するので、働き方や作業内容に応じて、適切なものを選ぶのがおすすめです。

どのような職種の人が、どのような作業を行う上で使用するのか考慮すると、働きやすい環境のオフィスにできるでしょう。

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