部屋や暮らしに合うソファーの選び方は?5つのポイントを解説
ソファーは部屋の印象や過ごし方を左右し、値段もある程度するため、悩まれる方も多いでしょう。
ソファーは大きさや形状、素材、色とさまざまな種類があるので、どれがいいか候補を絞り込むだけで大変です。
またどのような目的で使用するのかによっても、適したソファーは異なるのでライフスタイルを見直すと選ぶべきソファーが見えてきます。
この記事では、部屋や暮らしに合うソファーを購入するためのポイントを5つご紹介します。快適なソファーを見つけるための参考にしてみてください。
ソファーの選び方は?押さえておきたい5つのポイント
ソファーを選ぶ際のポイントは、大きく5つ。ポイントを押さえて選べば、部屋や暮らしに合う理想的なソファーが購入できるでしょう。
部屋の大きさに合わせたサイズを選ぶ
部屋の大きさに合うサイズを選びましょう。部屋のサイズに合っていないと使いにくかったり、部屋が狭く感じたりしてしまうかもしれません。
「家具と家具」や「家具と壁」の間は60cm以上空けておくと、導線を確保できるため動きにくさを軽減できます。余裕があれば80cm以上間隔を作れると、ゆとりをもって通れます。
またソファーとテーブルの間は、30cm以上空けるのが目安です。深く座れるソファーほど、脚を伸ばすスペースが必要となります。
ソファーを背もたれに床へ座る場合は、60cm以上空けるのがおすすめです。
圧迫感が気になる場合は、背もたれの低いソファーにすると軽減できます。
どのように使いたい?目的によってソファーの種類を選ぶ
ソファーの使い方によって、適した形状は異なります。どのようなシーンで使用するか思い浮かべましょう。
寝転がってくつろぐならひじ掛けのないソファー
座るよりも寝転がることが多いなら、ひじ掛けのないソファーがおすすめです。
またシェーズロングという座面が長く突き出たタイプのソファーもおすすめ。シェーズロングがあると脚を伸ばせるので、ソファーで寝転がりたい方にぴったりです。
映画鑑賞やテレビ・ゲームなどで長時間座るなら奥行きのあるソファー
長時間座ることが多いなら、奥行きのあるソファーがおすすめです。
長時間同じ体勢が続くとしんどくなりますが、奥行きがあるソファーであれば、体勢を変えながら過ごせます。
また背もたれが高く首を支えてくれるハイバックソファーも、長時間座りやすくなっています。
床に座ってもたれかかるならローソファー
床に座ることが多かったり、床に座ってソファーを背もたれにしたりするなら、ローソファーがおすすめです。
ローソファーは脚が短かかったり無かったりと、座椅子に近いタイプのソファー。座面の位置が低いため、床座に近い生活を送れます。
応接間や事務所ならシンプルなソファー
来客が多い家庭や事務所などに設置するなら、シンプルなデザインのソファーがおすすめです。
応接間などで使う場合はテーブルと併用することも多いので、他の家具と馴染むシンプルなデザインが良いでしょう。
また長時間座っても疲れにくいような、程良い弾力と固さがあるものが適しています。
素材・構造で異なる座り心地から選ぶ
ソファーのサイズや使い方が決まったら、好みの座り心地のソファーを選びましょう。ソファーの座り心地は座面の素材や座面下の構造によって決まります。
座面の素材
ウレタン
多くのソファーに使用されており、人工的な素材のため硬さの幅が広く種類が豊富です。
硬さによって、高密度タイプや低反発タイプなどに分類されます。
また複数のウレタンを組み合わせて硬さを調節したり、表面に凹凸をつけて体重を分散させたりと、快適な座り心地になるよう工夫されています。
フェザー(羽毛)
ふんわりと包み込まれるような、座り心地を生み出します。
ウレタンよりも優しく包み込んでくれるので、ふかふかの座面でリラックスしたい方におすすめです。
フェザーにも種類があり、以下のような特徴があります。
ダウン:軸がなくふわふわ
スモールフェザー:軸があり弾力がある
フォスフレイクス:形が崩れにくく弾力がある。人工羽毛のためノンアレルギー
同じフェザーでも柔らかさが違うので、好みに合わせて選びましょう。
座面下の構造
コイルスプリング(ポケットコイル)
無数に縦巻きのバネが並んでおり、どの位置に座っても均等に体重を受け止めてくれます。
へたりにくく耐久性が高いため、比較的高価なソファーに使用される構造です。
長時間座っても疲れにくく、どこに座っても座り心地が変わらない均一さが特徴です。
S字バネ
波型スプリングとも呼ばれる衝撃吸収材で、S字状のバネが横に連結されています。
横に連結するため厚みがなく、座面が薄めのソファーに多く使用される構造です。
耐久性はコイルスプリングに少し劣るものの、しなやかな弾力があります。基本的には硬い座り心地ですが、中にはソフトなものもあります。
ただし中央に比べ端の方が硬めになりやすく、座る場所によって多少の差が出てしまうかもしれません。
比較的安価な素材なので、低価格なソファーに使用される傾向にあります。
ウェービングテープ
ゴムと繊維を混ぜた素材のテープが格子状に設置されています。
バネではなくテープのためソファー全体が軽く仕上がります。
しかしコイルスプリングやS字バネほどの弾力や耐久性がないため、比較的安価なソファーに使われやすい構造です。
単体で使われる以外にも、他のバネと組み合わせられる場合もあります。
弾力や耐久性で劣るものの、ソファー全体を軽量化できるため、さまざまなデザインのソファーに使いやすいのがメリットです。
手触りや見た目から張り地の素材を選ぶ
ソファーに使用される張り地(表面の生地)は、座り心地や見た目・デザインを左右します。
ソファーの張り地に使用される主な素材は、以下の3つです。
天然皮革(本革):しっとりとした質感で耐久性が抜群。経年変化を楽しめる
人工皮革(合成皮革):本革のような見た目で、加工や着色がしやすくカラーバリエーションが豊富
ファブリック(布地):柔らかさと温かみがあり、繊維や織り方で印象が変わる
それぞれ特徴があり見た目も大きく異なります。
ファブリックはカバータイプであれば洗えるため、メンテナンスが簡単です。対して本革は長く使えるものの、皮革用クリームなどで手入れが必要です。
部屋の印象・雰囲気に合う色を選ぶ
部屋の印象や雰囲気に合った色を選ぶのも大切なポイントです。
インテリアに馴染ませるのであれば、他の家具や床・天井・壁などと色味を合わせると、違和感なく配置しやすく、部屋が広く見える効果もあります。
反対に部屋の中心的存在として目立たせるのであれば、部屋全体の色味とコントラストになる色がおすすめです。例えば白系のインテリアが中心なら赤色、ベージュ系が中心ならグリーンやピンクのソファーがアクセントになるでしょう。
選び方のポイントを押さえライフスタイルにマッチするソファーを選ぼう
ソファーを選ぶ際はサイズや使用目的、座り心地などから選びましょう。
ソファーにはさまざまな形状のものがあるので、使用目的に合っていないと不便に感じてしまうかもしれません。
またサイズや張り地の素材、色などは、部屋の印象に影響するため、他の家具や床・壁などと調和が取れるよう注意しましょう。
5つのポイントを押さえて、ライフスタイルにマッチするソファーを見つけてみてください。
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- 最終更新
- 2022.11.24