ベンチ椅子の選び方の4つのポイントと導入事例12選|待合室や飲食店に使える
ベンチ椅子には高品質なインテリア空間にも溶け込む、デザイン性・クオリティの高いものも多くあります。
そのようなベンチ椅子の座り心地・素材・デザイン性などは特別なコンセプトのもとに設計されており、プロダクトごとの特徴も多種多様です。
さまざまなタイプの高品質なベンチの中から使用シーンごとにもっとも適したものを選ぶためには、ベンチ選びの基礎知識に加えてたくさんの導入事例が役立ちます。
この記事では、
- ベンチ椅子の選び方のポイント
- おすすめのベンチ椅子とその導入事例
についてご紹介します。
ベンチ椅子と椅子の違いは?特徴を理解してレイアウトを考えよう
ベンチとは一般的に背もたれや肘掛けがついていない長方形の座面に脚部がついているだけのシンプルなものを指すことが多いです。
その特徴が一般的な椅子やソファとは異なる点ですが、広い意味では複数の人が同時に座れる椅子全般を「ベンチ」または「ソファベンチ」と呼ぶこともあります。
ベンチ椅子は多くの人が利用する病院などの施設の待合室や飲食店などでよく活用されます。1人掛けの椅子をたくさんレイアウトするよりも、ベンチ椅子の方がスペースを有効利用しやすくなります。
ベンチ椅子の賢い選び方|覚えておきたい4つのポイント
4つのポイントで選べば、場所や用途や雰囲気にぴったりあったベンチ椅子を見つけられます。
- サイズ
- 素材
- クッション性
- 機能性
ポイント①:高さ・長さなどのサイズで選ぶ
ベンチ椅子のサイズは、
- 座面高さは約40cm(成人が使用する場合)
- 長さ(幅)は一人当たり60c以上(2人掛けなら120cm以上、3人掛けなら180cm以上)
であれば快適に座ることができます。
椅子に座る人が快適さを感じる姿勢は「座面の奥まで腰掛け、足の裏がしっかり地面についている状態」です。
ベンチ椅子の座面高さは身長の約4分の1かそれより少し低いくらいだと、ほとんどの人が座りやすいと感じます。座面高さが40cm前後であれば、男性・女性ともに快適に座れます。
主に子供(7〜10歳、身長120〜140cm)が座ることを想定したベンチ椅子の場合、座面高さ30〜35cmほどであれば無理なく座れます。
クッション付きのベンチ椅子の座面の高さについて検討するときは、設計上の座面高さからクッションが沈み込む深さも考慮します。
日本の成人男性の肩幅の平均は約45cmベンチなので、椅子の長さは一人あたり60cmあれば余裕を持って座ることができます。
ポイント②:スチール性・木製など素材で選ぶ
同じサイズ、同じクッション性のベンチ椅子であっても、使用する素材で印象が大きく違います。
ベンチ椅子のスチール製の脚部・フレームは鉄の強度を活かしてかなり細くすることができるため、モダンで洗練された印象になります。
躯体を木製とするベンチ椅子では、木材の質感を活かしたナチュラルで温かみのあるデザインとなります。木製の脚部・肘掛けにはろくろ加工などの彫刻を施すことも可能です。
スチール・木材双方のメリットを組み合わせた、優れたデザインのベンチ椅子もあります。
ポイント③:クッション性の有無で選ぶ
ベンチ椅子をクッション性で選ぶ時は下記の点を覚えておきましょう。
- クッション性が無い椅子に座っていると、お尻や腰が痛くなりやすい
- クッション性が良すぎる(柔らかすぎる)と、正しい姿勢を保ちにくく疲れやすい
公園や駅・バス停など、短時間座るだけのベンチ椅子であればクッション性が無いベンチ椅子でも大きな問題はありません。
病院の待合室や飲食店など、ある程度長く座ることが想定される椅子であれば、適度なクッション性のあるベンチ椅子を選びましょう。
座ったとき、ちょうど座骨結点(お尻の骨の一番下にくる部分)に圧や痛みを感じない程度のクッション性が理想です。クッションがそれ以上沈み込むと、お年寄りや体の弱い方、腰痛のある方は立ち上がりにくくなってしまいます。
背もたれも肘掛けもないベンチ椅子では特に、座面が柔らかすぎると逆に座りにくくなります。適度な硬さのクッション性のベンチ椅子がおすすめです。
ポイント④:収納付き・背もたれ付きなど機能性で選ぶ
ベンチ椅子は機能性で選ぶこともできます。
座面の下に収納機能がついたベンチ椅子であれば、物を整理したり保管したりするのに便利です。
ただし、座ったまま収納の開閉ができず不便だったり、デザイン性が低下したりするというデメリットもあります。
背もたれが付いているタイプのベンチは、付いていないタイプのベンチより座り心地が良く、ハイバック(高めの背もたれ)タイプはプライバシー性も向上します。
おしゃれなベンチ椅子のおすすめ12選|導入事例付きでイメージしやすい!
ベンチ椅子は特に下記のようなシーンで活用されています。
- 病院・クリニックなどの施設の待合室
- カフェ・レストランなど飲食店の客席
- ホテルなどのラウンジ
それぞれのシーンにあったベンチ椅子の導入事例をご紹介します。
病院の待合室などにおすすめのベンチ椅子4選|待ち時間もリラックスして過ごせる
病院の待合室のベンチシートは、健康な人だけでなく調子が優れない人も座って憩いを感じられるものが理想です。
病院では無機質で味気ないベンチ椅子より、あえてカフェやレストランに採用されるようなデザインのものを採用すれば利用者の不安を和らげられるかもしれません。
病院の待合室に置くなら、下記のようなベンチ椅子がおすすめです。
C445-2|木とファブリックの質感を活かしたナチュラルなベンチ
正面から見ると、下部まで張り延ばしたファブリックが目を引くベンチシートです。サイドビューではオーク材のパネルの優しい存在感が際立ちます。
木と張り地のナチュラルな質感は、病院の待合室の雰囲気を和らげてくれます。
C452-2|シンプルモダンなベンチ
全体的には直線的でありながら、角は丸く落とし、天然木から感じられる温もりや優しさを活かした2シーターのベンチです。
装飾性を抑えたシンプルなフォルムが、厳選された素材の上質さを際立たせます。
F001-2|安定感あるソファベンチ
背もたれ・肘掛け・座面・脚部を全て単一の美しい張り地で仕上げたソファータイプのベンチです。
見た目に安定感があるだけでなく、体を包み込むフォルムと深みのあるクッション性で、長く安定した座り心地を楽しむことができます。
調子が悪い方が利用されることの多い病院の待合室にも設置しておきたいソファベンチです。
F011-2|エレガントなソファベンチ
厚みのある座面と背もたれ、クロームメッキの脚部が特徴的なソファベンチです。
2シーターですが長さは140cmと長めにデザインされており、おとな2人と子供1人が座れるほどの余裕があります。
カフェ・レストランにおすすめのベンチ椅子4選|おしゃれで長く座っても疲れにくい
カフェ・レストランのベンチ椅子は立ったり座ったりしやすく、長く座っていてもストレスを感じずに食事やおしゃべりを楽しめるものが理想です。
インテリアとしてのデザイン性が高く、カフェやレストランに向いているベンチ椅子には下記のようなものがあります。
C432-2|ハイバックが印象的なベンチ
高さ88cmと高めにデザインされた背もたれが印象的なベンチ椅子です。
職人の手仕事を連想させるサイドパネルは、オーク材の無垢フローリング材を使用。
こだわりのグリーンインテリアの中でも映える、ナチュラルな風合いに仕上げました。
C449-2|ビンテージ感あるチャーチベンチ
教会で使用されるチャーチベンチを参考にデザインされたベンチ椅子です。
使用する木材にはエイジング加工を施し、時間の流れを感じさせるビンテージな風合いにしあげました。
クッション性はありませんが、クッションを自分好みの配置してコーディネートを楽しむことができます。
C415-2|木目とファブリックをポップに組み合わせたソファベンチ
正面からは張り地のデザイン、サイドビューではオーク材の突き板と無垢材のパネルが際立つソファベンチです。
世代や性別を問わず幅広く愛されるポップさを持ったデザインとなっており、あらゆるインテリアスタイルで映えるデザインに仕上げました。
C443-2|3種の異なる素材を組み合わせたソファベンチ
スチール・木・ファブリックを組み合わせたソファベンチです。
硬質な印象を与えるスチール製のフレームは極細にし、柔らかさを感じるクッション部分を大きくすることで、どんな人にも親しみやすくあらゆる空間にマッチするデザインとしました。
木製部分と金属部分はリサイクル素材を使用することにより、自然環境にも配慮したプロダクトです。
ホテルなどのラウンジにおすすめのベンチ椅子4選|エレガントな空間に映える
ラウンジのインテリアは高品質で洗練されたものになっています。ラウンジに置くベンチ椅子には、特にデザイン性が優れていてインテリアデザインのコアになり得るものを選びましょう。
ラウンジに配置するには下記のようなベンチ椅子がおすすめです。
C428|スチール+クッションのシンプルなベンチ
すっきりとしたスチール製の脚部に、十分な厚みのクッションを配したシンプルなデザインのベンチです。シンプルゆえにあらゆるスタイルのインテリアに自然に溶け込みます。
背もたれ付きやアーム付きタイプ、ランプテーブルなどもこのシリーズにラインナップされており、ラウンジを含めたあらゆるインテリア空間に合わせたコーディネートとすることが可能です。
C442B|クラシックな品格あるベンチ
ろくろ加工の脚部とボタンなしの絞り加工がクラシックな雰囲気を演出する、タイムレスなデザインのソファベンチです。
このシリーズでは扇型・1/4円形・長方形など形状に複数のパターンがあり、組み合わせによってさまざまなユニークなレイアウトが可能になっています。
F010-2|流れるようなフォルムのハイバックソファベンチ
高めの背もたれから肘掛けに向けての流線的なフォルムが特徴のソファベンチです。
高い背もたれは腰掛ける人のプライバシーを守るパーティションの役割も果たすため、人通りが多いラウンジなどでも活躍します。
F012-2|広々と座れるソファベンチ
幅160cmの広々と座れるソファベンチです。存在感のあるオーソドックスなデザインで、あらゆるインテリア空間にマッチします。
大型のクッションと厚みのある肘掛けで、ゆったりと腰掛けて長く座っていられます。
まとめ
ベンチ椅子は病院の待合室や飲食店、ラウンジなど多くの人が利用するあらゆる空間の休憩地点として大切なインテリアです。
ベンチ椅子を選ぶ際にはデザインに加えてサイズや座り心地、機能性などに注目しましょう。賢く選べば、ベンチ椅子は多くの人にとって優れた憩いの場となります。
- 最終更新
- 2023.07.27