キッズスペースのメリットと家具を賢く選ぶ3つのポイント|かわいい導入事例12選
小さなお子さまを連れた親子・家族にとって利用しやすい「キッズフレンドリー」という取り組みが注目されています。
お子さま連れの外出は、子どもが途中で疲れたりぐずったりしてしまわないか、周りの目を気にせずに過ごせるかなど、いろいろな心配や不安の種があります。
利用者にとってキッズフレンドリーな施設とするためにはキッズスペースの設置が有効です。
この記事では、
- キッズスペースとは何か
- キッズスペースを設置すると良い施設にはどんなものが挙げられるか
- キッズスペース用の家具の選び方
- キッズスペース用の家具のかわいい導入事例
についてご紹介します。
キッズスペースとは?キッズルームとはどう違う?
キッズスペースとは公共性が高い場所で親が子どもと一緒に時間を過ごすために設けられるスペースです。特に下記のような施設・エリアの敷地内に区画されます。
- ショッピングモール・複合施設
- 空港
- ホテル
- 病院・歯科医院
キッズスペースは0歳〜8歳ほどの低年齢の子どもを対象とすることが多く、無料で利用できる場合も、利用料が必要なものもあります。
キッズルームは周囲を壁で囲まれ、他の部屋から独立したプライバシーの高い空間です。
一方、キッズスペースは、簡易的なパーティションやマットなどで区画されたスペースとなっていて、屋内・屋外のどちらにも設置できます。
このようにキッズルームとキッズスペースはいくらか違いがあるものの、必要とされる家具・遊具などについては基本的に共通しています。
商業施設・飲食店などにキッズスペースを設置するメリットとは?
キッズスペースは子連れのお客さまの利便性や行動の自由度を高めてくれます。
たとえば商業施設・飲食店などにキッズスペースがあると、小さなお子さまを連れての外出に不安やストレスを感じる方にとって下記のようなメリットがあります。
- 大人の多い施設の中でも子どもが自由に遊んで楽しめる
- 周りの目を気にせず親子で休憩、リラックスできる
- 大人の付き添いが不要なキッズスペースでは、大人だけで買い物を楽しめる(※子どもの年齢や施設の要件よってルールは異なる)
このようなキッズスペースの設置は施設側にとっても下記のようなメリットがあります。
- ターゲット層が広がり、利用客の増加を期待できる
- リピーターを獲得しやすくなる
このように、キッズスペースは多くの施設や店舗でメリットがあります。
キッズスペースでカフェ・レストランの「子連れランチ」のニーズに応える
子どもを持つ人の間で「子連れランチ」は人気のある検索ワードで、インスタグラムのハッシュタグ「#子連れランチ」では大量の投稿がヒットするようになっています。
一般的にランチのお店は直感によって選ばれる傾向にありますが、子ども連れのお客さまはランチのお店も前もってよくリサーチする傾向が見られます。
「子連れランチ」を求めるお客さまにヒットする見栄えの良いキッズスペースを用意しておけば、カフェ・レストランのランチタイムの集客にとって有利になるでしょう。
キッズスペース付き個室のあるカラオケ・居酒屋・レンタルスペースで有利になる
カラオケ店やレンタルスペースなどは、そもそも防音性・プライバシー性が高く、子ども連れのお客さまにとってはリラックスして過ごしやすい空間の一つです。
カラオケ店やレンタルペースなどの多くは平日昼の集客がネックとなり、ビジネスプランやシニア向けプランなどのお得なプランを用意して対応している企業も多くあります。
カラオケ・レンタルスペースにキッズスペースを設定すれば、子ども連れのお客さまをターゲットにしたプランを設定でき、利用客の少ない平日昼の時間帯の収益化につながる可能性があります。
キッズスペースの家具選びで注目したい3つのポイント
利用しやすいキッズスペースのための家具は、「素材」「カラー」「収納性」という3つのポイントに注目すると選びやすくなります。
それぞれのポイントを理解しておきましょう。
ポイント①:素材|軽さや安全性に注目して選ぶ
キッズスペースの家具は子どもの健康や安全に配慮した素材・形状のものを選ぶようにしましょう。
たとえば、次のような素材のものを選ぶことができます。
- EVA樹脂…柔らかくて軽量、さらに十分な耐久性がある
- ブナ・ビーチ材…ささくれが起きにくく安全性が高い。積み木などのおもちゃに使われる
- クリ・チェストナット材…耐久性が高い。水分や湿気にも強いため掃除しやすく衛生的
- ペーパーウッド材…軽量で十分な強度がある。シックハウス症候群の原因物質になるVOCを放出しない
キッズスペースのための家具を選ぶ時には、子どもと親、双方の視点で安心・安全な素材かどうかに注目してみましょう。
ポイント②:カラー|楽しくて子どもの感性を刺激するものを選ぶ
生まれたばかりの新生児は色彩をほとんど識別できませんが、その後ゆっくりと視覚が発達していき、6ヶ月を過ぎる頃には子どもはあらゆる色彩の違いを感じ取れるようになります。
色は子どもの発育に次のような影響を与えると考えられています。
- 色彩感覚が向上する…子どものころにさまざまな色彩に触れることにより芸術性の向上が期待できる
- 感性が磨かれる…色彩は感性や脳の発達に影響し、自己表現や人間性の深化に関わると考えられる
それぞれの色彩は心や身体、脳、そして心理に下記のような影響を与えると考えられています。
- 赤…副交感神経を刺激する。子どもをワクワクさせたり盛り上げたりする効果がある
- オレンジ…血管や自律神経を刺激し、子どもの活発さにつながる色。食欲へも影響すると考えられ、飲食店などで好んで使われる
- 緑…体の緊張を解き、リラックスにつながると考えられる色。安心感や情緒の安定、癒しなどの効果を期待できる
- 黄…運動神経や脳を活性化させる色。学びや気づき、集中力アップなどの知性に関係すると考えられる
キッズスペースの家具を選ぶ時には、子どもが楽しさや安心感を得られるもの、感性を刺激するものなど、ニーズや雰囲気に合わせてコーディネートするのがおすすめです。
ポイント③:収納性|片付けやすくユーティリティ性が高いものを選ぶ
キッズスペースは保育園や託児所などとは違い、収納スペースが限られています。
キッズスペースをいろいろな目的に合わせて多様な使い方をしたいならば、収納性がよく片付けたり移動させたりしやすいものを選ぶのもおすすめです。
たとえば、下記のような機能がある家具を選ぶなら、スペースを有効活用しやすくなるかもしれません。
- スタッキング(重ねてコンパクトに収納すること)できるもの
- フォールディング(おりたたんめること)できるもの
キッズスペースのための家具を選ぶ時には、このようなユーティリティ性にも注目してみましょう。
キッズスペースにはどんな家具を用意すべき?
キッズスペースに何を置くべきかは施設の広さや目的、また想定する滞在時間などよって異なりますが、おおむね下記のような家具を用意しておくのが理想です。
- 椅子やテーブルなど知育に役立つもの
- パーティションやマットなどゾーニングに役立つもの
- 遊具など遊びや運動に役立つもの
キッズスペースに必要なこれらの家具を、かわいい導入イメージ付きでご紹介します。
キッズスペースの読書やお絵描きに使えるテーブル・椅子|かわいい導入事例3選
キッズスペースで絵本を読んだりお絵かきをしたりしてもらえれば、子どもたちは比較的長い時間、静かに過ごすことができます。
キッズスペースにお勧めしたい椅子やテーブルには、下記のようなラインナップがあります。
K-215|動物のようなフォルムが可愛い国産クリ材のキッズ用椅子
K-215は木目の美しい無垢材を動物のような可愛いフォルムに仕上げたキッズ用椅子。
国産クリ材をオイル塗装で仕上げ、見た目に可愛いだけでなく触れる時のなめらかさも楽しめる一台です。
肘掛け部分に取っ手がついていて、持ち運びも簡単です。
K-308|スタッキングできるブナ材のキッズ用椅子
K-308はブナ材の明るい木肌と柔らかさのある質感を活かしたキッズ用椅子。
スタッキングができるシンプルなフォルムで、複数の椅子を用意してもコンパクトに収納することができます。
ブナ材の木目を楽しめるクリア塗装に加えてカラー塗装を4パターン、合計5種類のカラーバリエーションからお選びいただけます。
KG-600Φ|ペーパーウッド材を採用したキッズ用ラウンドテーブル
KG-600Φは天板にも脚部にもペーパーウッドを採用したキッズ用ラウンドテーブル。
ペーパーウッドとは木材と再生紙を何層にも重ねて作られた特殊な構造の合板です。素材の接着にはホルムアルデヒドを含まない接着剤を使用しています。
安心・安全なだけでなく、ペーパーウッドの断面にあわられるウエハースのような独特の模様もチャームポイントになっています。
キッズスペースのゾーニングに役立つマット・パーティション|かわいい導入事例3選
一般的に壁やドアなどを持たないキッズスペースでは、パーティションやマットなどを使って視覚的にゾーニングすると、子どもたちは自分に与えられたスペースの境界を理解しやすくなるでしょう。
キッズスペースにおすすめのマット・パーティションには下記のようなラインナップがあります。
K-220|やわらかくても耐久性は十分なEVA樹脂素材のパーティション
K-220はレトロゲームの世界に迷い込んだようなデザインの、カラフルでポップなパーティション。
角のあるデザインですが、ゴムやスポンジのような弾力と柔らかさをもつEVA樹脂でできているため、子どもがケガをする心配はありません。
裏と表で少しずつ異なるデザインになっていて、組み合わせ方にバリエーションを持たせることもできます。
K-221|脚部を折りたためるEVA樹脂素材のパーティション
K-221は高さ60cm×幅90cmという使いやすいサイズのキッズ用パーティション。
脚部はくるっと回転させることができ、収納しやすくなっているのも特徴です。
シンプルで可愛いデザインで、イエローとブルーの2種類のバリエーションをご用意しています。
K-054|薄くても十分な弾力性があるEVA樹脂素材のキッズ用フロアマット
K-054は90cm×90cmで、簡単にジョイントして使えるキッズ用フロアマットです。
EVA樹脂製のため厚さ1.5cmでも十分な弾力性があり、万が一転んでもケガをしにくい安全性があります。
耐水性もあるため拭き掃除も簡単で、清潔さを保ちやすいのもキッズスペースには嬉しいメリットです。
キッズスペースがきれいに片付く本棚・収納家具|かわいい導入事例3選
キッズスペースに絵本やおもちゃも用意するなら、そのための収納場所もあわせて用意しておきましょう。
キッズスペースにおすすめの収納・本棚には下記のようなラインナップがあります。
K-218|マルチにつかえるパイン集成材のキッズ用オープンラック
K-218は本棚や物入れとしていろんな使い方ができるキッズ用オープンラックです。
置いてあるものの視認性がよく、子どもがお目当ての本やおもちゃを自分で探したり片付けたりしやすくなっています。
サイズが共通するK-318やK-316などのキッズ用収納家具と並べて使用することも可能です。
K-318|パイン集成材と帆布を組み合わせたキッズ用ブックラック
K-318は明るい色合いのパイン集成材に頑丈な頒布を組み合わせたブックラック。
子どもが喜ぶデザインに、みんなの好きな絵本をたくさん並べておくことができます。
サイズが共通するK-218やK-316などのキッズ用収納家具と並べて使用することも可能です。
K-319|収納力たっぷりのブックラック・物入れ付きベンチ
K-319は表紙が見えるように本を収納できるブックラックがついたベンチ。
足元部分にも収納があり、おもちゃや本などをたっぷり収納することができます。
本を選んでその場に座って読める、また自分で探したり片付けたりする習慣も身につけられる便利な収納家具です。
キッズスペースでたのしく安全に遊べる遊具|かわいい導入事例3選
子どもにわくわくやおどろきを感じてもらいながら感性や想像力を伸ばすために、良質な遊びはなくてはならないものです。
キッズスペースを楽しく安全に楽しむための遊具には下記のようなおすすめ製品があります。
K-211|木のようなフレンドリーな見た目のEVA素材の積み木
K-211は木目を模したデザインの、大型の積み木タイプの遊具です。EVA樹脂素材のため、サイズは大きくても柔らかく弾力性もあり、安全な遊具です。
K-2121は軽量で、ちょっと大きめでも軽々と持ち上げられるので、子どもは自分の背より高くまで積み上げて遊ぶこともできるでしょう。
8種32ピースの積み木セットで、遊びを通して創造性や造形力などのさまざまな個性を伸ばせます。
K-149|EVA樹脂素材のカラフルな滑り台付き遊具
K-149は軽量で弾力があり、なおかつしっかりとした強度があるEVA樹脂製の滑り台付き大型遊具です。
すべったりかくれんぼしたり。屋内でも公園のように思いっきり体を動かして遊べます。
K-210|ふつうとはちょっと違う台形の積み木
K-210は60個を超える台形型のブロックがセットになった、EVA製の積み木タイプの遊具です。
ふつうの立方体じゃないブロックは、子どもにとってちょっとヘンテコで真新しく感じられることでしょう。
子どもの独創性や発想力を伸ばせる可能性を秘めた遊具です。
まとめ
キッズスペースの設置は利用者と施設・店舗側の双方にとって大きなメリットがある選択肢となります。
キッズフレンドリーなお店、施設となるようキッズスペースには安全で十分な強度のある家具を配置しましょう。
設置する家具のカラーや素材にもこだわるなら、キッズスペースは多くの利用者に愛される場所になるはずです。
- 最終更新
- 2024.03.22