おしゃれな椅子を選ぶ3つのポイントと導入事例15選|機能性や素材で選ぼう
椅子はもっとも身近な家具の一つであり、インテリアをおしゃれにコーディネートする上でもとても重要なものになります。
おしゃれな椅子を選びたいくても、単にデザイン性だけに注目して選んでしまうと失敗してしまうこともあります。
この記事では、おしゃれな椅子を賢く選ぶ上で大切な、
- デザイン性以外に注目したい3つのポイント
- おしゃれな椅子のインテリアスタイル別のイメージ付き導入事例
をご紹介します。
おしゃれな椅子選びで失敗しない!デザイン性に加えて注目したいポイント3つ
椅子を賢く選ぶには、
- 素材の品質
- クッションや形状などによる座り心地
- テーブルやカウンターに合わせた座り心地の良さ
に注目できます。
ポイント①:高品質でおしゃれな椅子を選ぶ|素材に注目しよう
デザイン性が良くても安価な素材を使用している椅子は、
- 耐久性が低く、短期間でガタつくようになったり壊れたりする
- チープな質感でインテリア空間の調和が崩れる
などの問題につながる可能性があります。
木材、スチール、ファブリック、どんな素材を使った椅子を選ぶにしても、下記の要素に注目して耐久性や質感について十分な配慮がされたものを選びましょう。
木材
木製のインテリアは、ナチュラルさや和み、落ち着いた雰囲気などを重視するインテリア空間に最適です。
おしゃれで品質の良い椅子を選ぶためには、
- 木肌が滑らかで肌触りが良い
- 木目が美しい
- 細めに加工されていても十分な耐久性を持つ
- 硬度が高く傷に強い
などの条件を満たす木材のものから選ぶのが賢明です。
具体的には、
- オーク材(ナラ)
- ビーチ材(ブナ)
などが椅子に適した良質な木材としておすすめです。
オーク材は明るみのある色合いの木肌と、真っ直ぐな美しい木目が特徴です。強度が高く、腐敗や虫害に対する自然由来の抵抗力も有しているので長持ちしやすい木材としても知られています。
ビーチ材の木肌は淡くピンクみを帯びた白色で、きめの細かな木目が特徴です。
ビーチ材はオーク材ほどの頑丈さはないものの、ボールペンの筆圧程度では傷つかない十分な硬さがあり、同時に肌触りの良さも備わっています。
スチール
スチール製の椅子はクールで知性的な印象が魅力となります。
スチール製の椅子は強度が高く安心ですが、
- 物理的に重く、見た目的な重苦しさがある
- 肌に触れるとき、不快な硬さ・冷たさを感じる
- 塗装が剥がれたり傷ついたりすると錆が生じやすくなる
などのデメリットもあります。
スチール製のおしゃれな椅子を選ぶときには、
- スチール製のフレームは強度を犠牲にせず、細身で軽やかなデザインに仕上げている
- 体に触れる部分は木製・クッション性にするなど、座り心地に配慮している
- 剥がれたり傷ついたりしない強固な塗装で仕上げている
などの条件を満たすものを選ぶようにしましょう。
ファブリック
座面・クッションをファブリックで仕上げた椅子は柔らかさや親しみやすさ、ポップさを感じられるインテリアになります。
デザインの自由さ・選択肢の豊富さもファブリック特有の魅力の一つです。
座面やクッションは安価なファブリックを使用した椅子には、
- 摩擦で薄くなったり毛玉になったりしやすいしやすい
- 紫外線で褪色(色あせ)しやすい
といったデメリットがあります。
信頼できるメーカーが製造している、十分な強度を持つファブリックを使用した椅子を選びましょう。
特にコントラクト空間(不特定多数の人が使用する場所)の椅子ではこのファブリックの強度は重要です。
レザー
レザー張りの椅子はビンテージやクラシックな雰囲気のインテリアによく似合います。
ただしPUレザー(人工皮革)は10〜15年程度で加水分解で表面がベタついたりボロボになってしまったりする恐れがあります。
レザーの椅子を選びたい場合、
- なるべく本革製の椅子を選び、レザートリートメントなどで定期的にメンテナンスする
- PUレザーを選ぶ場合、水分・汚れ・紫外線を避け、風通しの良い場所で使用する
などの工夫が必要です。
ポイント②:座り心地の良いおしゃれな椅子を選ぶ|クッション性や形状にも注目しよう
おしゃれな椅子選びでデザイン性に加えて注目したいもう一つのポイントは、クッション性と形状です。
クッション性と形状が適切であれば、椅子に長く座っていても疲れを感じにくくなります。
具体的には、
- 座面や背もたれに十分な厚みがあり、底突き感のないクッション性を持つ椅子
- 人間の身体に合わせた形状になっており、座った姿勢で体圧が分散しやすい椅子
を選びましょう。
クッションがない椅子でも、座面にアールや座ぐり加工(お尻の形に合わせて凹凸をつけた加工)がされていれば座りやすく、疲れやお尻の痛みを感じにくくなります。
また、座面だけでなく背もたれ、肘掛けがついていて、それらが体にあった曲線になっているなら、座る時の体圧が一箇所に集中せず、均一に分散しやすいので座り心地はよくなります。
ポイント③:使い勝手の良いおしゃれな椅子を選ぶ|テーブルやカウンターなど使用シーンに合わせよう
おしゃれな椅子をテーブルやカウンターと合わせて選びたい場合は、
- 椅子・テーブルなどを同じブランドやシリーズで揃える
- 飲食が目的のテーブル・カウンターなら天板と座面高さの差尺が25〜30cmになるものを選ぶ
というのが、後悔しない椅子選びのコツとなります。
同じブランドやシリーズの家具であれば素材や色合いが揃えやすく、サイズのバランスもマッチするようにデザインされていることが多く、コーディネートは簡単です。
違うブランド・シリーズのものを合わせる場合にも、差尺が25〜30cm程度に収まるなら、使いずらい組み合わせになってしまうという失敗を避けられるでしょう。
- 一般的なダイニングテーブルやローカウンターは高さ約70cm…椅子の座面高さは40〜45cm程度
- ミドルカウンターは高さ約90cm…椅子の座面高さは60〜65cm程度
- ハイカウンターは高さ約100cm…椅子の座面高さは70〜75cm程度
という具合に計算します。
テーブルと椅子の差尺について検討する場合は、クッション性がある椅子は座ると4~5cm沈み込むことも考慮に入れて選びましょう。
おしゃれな椅子の導入事例15選|コーディネートの参考になるイメージ付き
おしゃれな椅子を選ぶ上で、実際のコーディネートをイメージできる画像はとても参考になります。
下記に、
- 北欧風
- シンプルモダン
- ビンテージ・クラシック
とインテリアスタイルを分けた導入事例をご紹介します。
北欧風のおしゃれな木製椅子の導入事例5選
北欧風のおしゃれな椅子は、ビーチ材・オーク材など天然素材を上手に使った温かみのあるもの、生活が楽しくなるような色使いのものを選びましょう。
北欧風のおしゃれな椅子のおすすめ製品には下記のようなモデルがあります。
C206|手頃なサイズ感で幅広く使える北欧椅子
C206は椅子としての基本に忠実な、スタンダードな形が魅力の椅子です。
どんなインテリアにも映えるデザインに加えて扱いやすいサイズ感にまとめられており、飲食店からワークスペースまでさまざまな空間でで幅広く活躍する一脚となっています。
C283|生き物のようにユーモラスなフォルムの北欧椅子
C283の特徴は、生き物のような有機的な曲線が生み出すフォルムのユニークさ。シンプルでありながらユーモラスな個性が映える一脚です。
そのフォルムは細身・シンプルでありながら、十分な強度と安定感を持つフレーム構造となっています。
C282A|軽やかなフレームと幅広な背もたれが際立つ北欧椅子
C282Aは安心して体を預けられる幅広な背もたれが印象的な北欧椅子です。
この背もたれには合板ではなく無垢材が採用されており、面積が広い分、ナチュラルな木目の美しさが際立ちます。
先端に向かって細くなってゆく脚部や太さを変えた軸など、シンプルな中にも軽やかさを感じるこだわりが反映された、軽量な一脚です。
C292|スタイリッシュで座り心地の良い北欧椅子
C292で目を引くのは、背もたれと肘掛けの上部まで真っ直ぐに伸びた脚部とそのフォルムに沿うような木目の美しさ。
人の身体のラインに合わせた柔らかい曲線を持つフレームは、座り心地の良さに加えて柔らかさとスタイリッシュな雰囲気を併せ持っています。
C290|丸い座面と背もたれのフォルムが可愛い北欧椅子
C290は座面と背もたれの可愛らしいフォルムが印象的な北欧椅子です。
体にフィットするように計算されたカーブは、木目の美しさと調和して北欧らしいナチュラルな質感を産みだしています。
体を包み込むような優しい曲線とクッションで、座り心地も抜群です。
シンプルモダン系のおしゃれな椅子の導入事例5選
シンプルモダンなインテリアには都会的で先鋭的なイメージがあり、ショールームやラウンジなどあらゆる空間に採用されます。
ミニマムな中にもセンスが光るデザイン性をもつシンプルモダンな椅子としては、下記のようなモデルがおすすめです。
C284|丸棒フレームで柔らかみのある椅子
C284の棒状の木材を組み合わせた丸みのあるフレームは見た目から柔らかさや安心感が感じられます。
この椅子の持つ優しさや可愛らしさは、子供が集まる塾や音楽教室、リラックスしたいオフィスの休憩スペースなどさまざまなインテリア空間にによく似合うでしょう。
継ぎ目を細めた独特の形状など、細部の形状にもこだわりを取り込んだ椅子です。
C285|ビーチ材のシンプルなスタッキングチェア
C285は軽量で持ち運びがしやすい上に、たくさん用意しても収納が簡単なスタッキングチェアです。
クッションのない非常にシンプルな形状ですが、座面につけられたアールによって長い時間座っていても疲れを感じにくいデザインとなっています。
ミーティングスペースや学習スペースなど、人がたくさん集まる場所に置いておきたい一脚です。
C236|ゆるキャラのようなユーモラスな顔を持つ椅子
C236のフォルム自体はクラシカルですが、背もたれに配された2つのボタンの効果で、つぶらな目を持つキャラのようなユーモラスな表情が表れます。
肘掛け部分に配された優しくカーブする合板も印象的。
しっかりと厚みがある座面・背もたれのクッションのおかげで、座り心地も良好です。
C273|張り地で印象が大きく変わるレッドオークの椅子
C273ではオーク材の中でも特に赤みがかった木肌が特徴的なレッドオークを採用しました。
直線的で角張ったフォルムと、座面と背もたれが繋がるように配置されたデザインが特徴的な一脚です。
張り地のデザインで表情が大きく変わるため、ポップなものからシックなものまで、さまざまなインテリア空間に幅広くレイアウトすることが可能です。
C268|伝統のウィンザーチェアをリデザインした椅子
C268は放射線状に広がる背もたれのスポークが目を引くウィンザーチェア。
ウィンザーチェアは17世紀ごろイギリスで考案され、現代に至るまで民芸品として庶民に愛されてきた椅子です。
ホテルのラウンジなど、適切な風格が求められる場所にも使える一品です。
ビンテージ・クラシック系のおしゃれな椅子の導入事例5選
ビンテージ・クラシックなインテリア空間では落ち着きや重厚さが大切な要素となります。そのような場所のための椅子は歴史へのリスペクトや素材への深い理解も重要です。
ビンテージ・クラシックなデザインでおすすめのおしゃれな椅子にはは下記のようなモデルがあります。
C237|暖色系の照明に映えるレトロ・クラシックな椅子
C237は深いビンテージ感と重厚さをもつ椅子です。
直線と曲線、クッションの柔らかい質感と鋲の硬質なイメージという好対照なイメージが調和した一脚です。
ヨーロッパの伝統を素直に反映した椅子は、バーやレトロな喫茶店など落ち着いた暖色系の照明が映えるインテリア空間によく似合います。
C238|アダムスタイルを現代風に解釈した椅子
C238のベースになっているのは「アダムスタイル」と呼ばれる18世紀のイギリスにルーツを持つデザインです。
アダムスタイルは古代ローマやエジプトの様式美を学びながら、そこに繊細さや優雅さを取り入れたスタイルで人気を博しました。
装飾性を抑えたシックなフレームに、鮮やかなカラーのテキスタイルが映える一脚です。
高いデザイン性でありながら重厚になりすぎないよう細身に仕上げられたフォルムは、あらゆるアンティークな空間によく溶け込みます。
C259|軽妙なリアルレザー張りの椅子
C259はフェイクレザーにはない、美しい発色のしなやかさが目を引くリアルレザー張りの椅子です。
全面に張られたリアルレザーの、本物の深い色合いと独特のハリや艶が見る人を惹きつけます。
とはいえ重厚になりすぎないよう軽妙なフォルムにデザインされており、さまざまなインテリア空間にも自然に溶け込む一脚となっています。
W012|気軽に座れるスリムなシルエットの椅子
W012は繊細でエレガントなフォルムに仕上げられたクラシックな印象を持つ椅子です。
この椅子のフレームは見た目には細くしなやかでも、強度は十分。
フレームの4色のカラー展開と、さまざまなカラー・パターンから選べる張り地の組み合わせで無数のコーディネートを楽しめる一脚です。
W121|18世紀のネオクラシックを現代風にアレンジした椅子
W121は18世紀のフランスの「ルイ16世期様式」を現代風にアレンジした椅子です。
ルイ15世時代のロココ様式のインテリアは、優雅さや繊細さに加えて豪華絢爛差が特徴でした。
ルイ16世様式では優雅さ繊細さを残しつつ、よりシンプルかつ直線的なフォルムで、装飾性が適度に抑えられているのが特徴です。
W121も優雅さ、繊細さと、簡素な美しさが特徴。高級なレストランや結婚式場などのインテリアのニーズにも応えられる品格をもつ一脚です。
まとめ
おしゃれな椅子を選ぶ時にはデザイン性に加えて、十分な質感と耐久性を持つ素材を使用した信頼できるものを選びましょう。
座り心地のよさやサイズなど、機能面にもよく注目すれば、椅子選びで失敗することはなくなります。
おしゃれな椅子を賢く選べば、リラックスして特別な時間を過ごせる場所が手に入ります。
- 最終更新
- 2023.09.15