ソファの人気の5種類とは?活用のアイデアとおしゃれなイメージ付き導入事例15選
ソファにはカジュアルで親しみやすいものから高品質で品格が感じられるものまでさまざまなタイプのものがあります。
ソファの選択肢が多くて選ぶのが難しいと感じるときには、人気の高い種類や種類ごとの特徴についての知識が役立ちます。
この記事では、
- ソファ選びに役立つキーワード
- 特に人気の高いソファ5種類
- おしゃれなソファのイメージ付き導入事例
についてご紹介します。
ソファの基礎知識を身につけ、イメージを膨らませながら楽しくソファを選んでみましょう。
ソファの種類を選ぶのに役立つ2つのキーワードとは?
ときに難しさを感じることのあるソファ選び。
家具としてのソファの歴史やなりたちから見えてくる
- 「もてなし」
- 「くつろぎ」
というキーワードで、ソファ選びはより簡単で楽しいものになります。
ソファ選びのキーワード①:もてなし
ソファの大まかな歴史を紐解くと、その原形となるものはかつて中東で繁栄を極めたオスマン帝国の宮殿の来客用の椅子までさかのぼります(※諸説あり)。
それがヨーロッパへ輸出され、豪華な装飾が施された宮殿の調度品として現在の形となっていきました。
このような歴史からみえてくるソファの大切な要素のひとつは「お客様をもてなす」という姿勢です。
ホテルや空港のラウンジ、または飲食店などにおけるソファ選びにおいて、
- どのようなお客様が利用するか
- どのくらいの時間利用するか
- ソファでどんな風に過ごしてほしいか
などをイメージすると、利用者をもてなす上でどのような機能性やデザイン性が求められているかが見えてくるでしょう。
ソファ選びのキーワード②:くつろぎ
ソファの中でもシェーズロングと呼ばれるタイプのものは、18世紀のフランスで広まり、当時の絵画の中でもよく登場するようになりました。
シェーズロングとは足を伸ばしたり、体を横たえたりして休息するものとして普及したソファです。
このような歴史からは、ソファにおける「くつろぎ」の重要性が見えてきます。
- ホテルの室内なら、デイベッドとしても機能する人が横たわれるような形状とクッション性
- 公共空間においては、パーティションとしての役割を果たすハイバック(高い背もたれ)
などの機能性があるならば、さまざまな利用シーンでくつろぎを感じてもらいやすくなります。
どこにどんなソファをおけば利用者にくつろいでもらえるかという観点で考えると、ソファ選びのヒントがたくさん思い浮かぶでしょう。
ソファの代表的な5種類と活用のアイデア
何百年もの歴史をもつソファのデザインや形状は実に多種多様です。
ここでは、特に人気が高いソファ5種類についてその特徴や活用のアイデアをチェックしておきましょう。
代表的なソファの種類には下記のようなものがあります。
ストレートソファ
ストレートソファはその名の通り、背もたれと座面が直線的にならんだ形状のソファです。
シンプルでオーソドックスなデザインのものが多く、使い勝手が良いというめりっとがあります。
ストレートソファはたとえば、
- 限られたスペースを有効活用したい
- 華美な装飾性は必要なく、シンプルなインテリア空間としたい
- 座ることも横になることも想定したい
などのニーズに対応できます。
ストレートソファのこのようなメリットは、
- 客席数の多いレストランや社員食堂
- ビジネスホテルのロビー
- ミドルクラス以上で面積に余裕があるホテルの客室
といったシーンで有用といえます。
ストレートソファはコンパクトなサイズ感のものが多いですが、座面や背もたれが一体型で分割できないものが一般的です。
搬入経路のための十分な広さを確保しておくようにしましょう。
カウチソファ
カウチソファは座面の左右どちらかを前方に引き伸ばし、足を伸ばして座れるようにしたL字型の形状が特徴です。この伸びた部分は「シェーズロング」と呼ばれます。
L字型なのでコーナーソファと似ていますが、シェーズロング部分には肘掛けのみで背もたれがないという点が大きく異なります。
カウチソファのこの形状によって、
- 座る、足を伸ばす、横になるというさまざまな姿勢でくつろぎたい
- 休息や映画鑑賞など、ソファの上で長時間過ごしたい
などのニーズに対応することができます。
たとえば、
- コンドミニアムやヴィラなど、広々と使える宿泊施設
- 映画鑑賞などを想定したシアタールーム・レンタルスペース
- テレビが置かれた住宅のリビング
など、プライベートな空間でリラックスして過ごすという使い方に向いています。
カウチソファは一般的に大型となることが多く、配置の平面プランを検討するときには十分な余裕を確保しておくのがおすすめです。
コーナーソファ
コーナーソファは部屋の角に配置しやすいL字型のソファーです。
カウチソファとは違ってすべての座面に背もたれが配置され、5人程度まで座れるサイズ感が一般的です。
コーナーソファなら、
- 多人数で一緒に楽しく過ごしたい
- 少し特別なユーザーエクスペリエンスを味わいたい
といったニーズに応えることができます。
たとえば、
- 家族連れやグループ客の利用を想定したレストラン・カフェ
- パーティルームやカラオケルームなどの多人数で利用するエンターテイメント空間
- VIPルームやラウンジなど、ハイエンドな空間
といったセミクローズド(半個室)なスペースのインテリアとして活躍します。
コーナーソファはテーブルに合わせて使用すると離席しにくいというデメリットもあるため、テーブルとの間隔などに工夫が必要になるかもしれません。
フロアソファ(ローソファー)
フロアソファとは脚が無いか非常に短く、座面の低いソファのことです。
サイズで定義づけされる訳ではありませんが、座面は30cm前後のものが一般的です。形状に関してはカウチ型やコーナー型などさまざまなタイプのものが入手可能となっています。
フロアソファ(ローソファー)は、
- ソファの足で畳やフローリングを傷つけたくない
- ソファの配置による圧迫感を抑えたい
という要求に応えることができ、
- 畳敷きの和室
- スペースが限られているが、視覚的になるべく広く見せたい部屋
といったスペースでは有用です。
ただし座面が低いと高齢者や脚の悪い方にとっては膝の痛みを感じたり、バランスを崩しやすくなったりします。どのような方が利用するかを十分に想定しておきましょう。
ハイバックソファ
ハイバックソファは通常より背もたれが高いソファです。
背もたれが高いことにより、
- 首や頭の荷重までしっかりソファに預けられる
- 背もたれがパーティションの役割を果たし、落ち着きやリラックスを感じやすい
という効果が生まれます。
ハイバックソファは、
- 通路に面した休憩スペースや待合室
- 眺望が優れたホテル・旅館などのロビー
- 読書体験に特化したコンセプトの会員制書店やブックカフェ
など、公共スペースでプライバシーを確保したり、日常とは切り離された没入感を提供したりしたい場合には特に向いていると言えるでしょう。
木の質感感じるぬくもりあるソファのソファ|おすすめ使用事例5選
天然木を使ったソファは、木目が美しく自然の温もりが感じられ、またインテリアコーディネートにも取り入れやすいため人気があります。
リサイクル素材を利用した、環境に優しいソファもあります。
木のぬくもりを感じられるソファなら、下記のようなものがおすすめです。
C443-2|リサイクル素材を活用したサステナブルなストレートソファ
C443-2にはリサイクル素材のスチールと杉古材を利用しています。
硬質でビンテージな質感のパネルと脚部に、見た目からも柔らかさが伝わってくる大型のクッションを配置しました。
包み込みような座り心地で座る人の身体に優しく、サステナブルなリサイクル素材で地球にも優しいソファです。
C401-2|曲線的で可愛いフォルムのやわらかストレートソファ
C401-2はナチュラルな曲線が可愛らしい二人掛けソファです。
背もたれには硬めのクッション、座面には柔らかくもっちりとしたクッションを採用し、身体にフィットする使用感にもこだわりました。
カジュアルなフォルムとデザインで誰からも愛されやすい一台です。
C415-2|オーク材パネルの存在感が光るストレートソファ
C415-2は直線的で安定感のあるフォルムのソファです。
座面と背もたれのファブリックがビジュアル的なウエイトを占めますが、サイドパネルと脚部にあしらわれたオーク材があらゆるタイプのインテリアへの対応力を高めています。
肘掛けのない形状でアプローチしやすく、飲食店などの使用に適した一台です。
C426-2|木のぬくもりとクールなスチールがマッチするストレートソファ
C426-2はスチール・ウッドパネル・クッションという3つの異なる素材の調和が目を引くソファです。
ダイナミックなソファの隙間に見えるパネルには本物のオーク材を採用。そしてそれを支えるスチールの脚部も品格を感じさせる黒皮風塗装で仕上げました。
都市部のカフェやデザイナーズマンションのロビーなど、洗練されたイメージのインテリアによく似合う一台となっています。
C425-2|天然木に触れる喜びを味わえるオーク材のストレートソファ
C425-2はC426-2と共通したデザインコンセプトを持つソファ。
スチール特有の洗練されたクールさと、オーク材のナチュラルなあたたかさを併せ持つソファです。
肘掛けにもオーク無垢材が採用されていて、木に触れる感触も味わえます。
洗練されたモダンなデザインのソファ|おすすめ使用事例5選
モダンで洗練されたソファを選べば、インテリア空間をより知的でハイエンドなものにすることも可能です。
座る人をリラックスささることも、感性を刺激することもできる洗練されたデザインのおすすめソファには下記のようなモデルがあります。
F010-2|流線形がフューチャリスティックなハイバックソファ
F010-2は流れるようなフォルムで体を支えるハイバックソファです。
十分な高さの背もたれは全面的に体を委ねられるだけでなく、公共スペースから個人的な空間を取り分けるような役割を果たします。
都会的な雑踏から少しだけ離れ、しばらくの間の憩いを可能にする一台です。
C451-2|モダンな侘び寂びをまとったストレートソファ
C451-2は潔さを感じる直線的なフォルムで、日本で古来より好まれる「侘び寂び」を感じさせるデザインに仕上がっています。
背もたれを低くデザインすることにより圧迫感を抑え、空間に視覚的な広さが生まれます。
座面の奥行きには十分なゆとりがあり、お気に入りのデザインのクッションで自分らしく彩ることも可能。
開放感を大切にしたいインテリア空間では、このようなソファを配置してみてはいかがでしょうか。
F001-2|こだわりと品格を感じさせる美しい張り地のソファ
F001-2はこだわりと品格を感じさせる美しい張り地で仕上げたソファです。
見た目に安定感があるだけでなく、体を包み込むフォルムと深みのあるクッション性で、快適な座り心地を長く楽しむことができます。
利用者に、丁寧にもてなされていることを感じてもらえる一台です。
F007-2|くつろぎのバリエーションが広がるカウチソファ
F007-2はワンアームタイプやカウチタイプなど豊富なバリエーションを持つソファ。
スクエアでオーソドックスなフォルムながら、ポップなカラーバリエーションで親しみやすいデザインとなっています。
一つのソファで、読書、映画鑑賞、休息など、くつろぎ方・過ごし方にさまざまなバリエーションが生まれる一台です。
F002-2|使い勝手のよい、品質本位のストレートソファ
F002-2の直線的なフレームにはビーチ材を採用。細部にまで手を抜かず洗練された美しさを追求したソファ。
押し付けがましさのない謙虚なフォルムで、あらゆるインテリア空間に自然に溶け込む一台となっています。
クラシック・アンティーク風のデザインのソファ|おすすめ使用事例5選
伝統や文化を感じさせるインテリア空間では、クラシック・アンティーク風のソファが活躍します。
おすすめのソファには下記のようなラインナップがあります。
C459-2|クラシックブラウンの知性的な配色が魅力のソファ
C459-2のフレームには高級感のあるレッドオークを採用しました。十分に厚みのあるクッションが、座る人の体を優しく包み込みます。
明るい色のクッションと赤みがかったクラシックブラウンのフレームのコントラストが目を引きます。
図書館・美術館など、知性や静寂を感じさせる場所のインテリアによく映える一台です。
C438-2|ネオクラシックなフォルムのソファ
C438-2は一見するとオーソドックスな佇まいですが、ゆっくり観察すると脚部のろくろ加工や格子状の背もたれなど、控えめながら魅力ある装飾性が随所にあしらわれたソファ。
ネオクラシックな意匠性で、重厚さと軽やかさ、シックさとポップさの間の絶妙なバランス感覚を保つデザインに仕上げました。
肘掛けを排したデザインでアプローチもよく、あらゆるタイプのインテリア空間においてコーディネートしやすい一台です。
C431-2|アンティークデザインをモダンにアレンジしたソファ
C431-2は匠の技を感じさせる「ろくろ加工」脚部のラインがアンティークな美しさを生み出す2人がけソファ。
ビーチ材の明るく軽やかな質感も大きな魅力となっています。
古き良き時代のアンティーク家具を想わせるノスタルジックさと、洗練されたモダンさを併せ持つデザインで、高い品格が求められる場所からカジュアルな場所まで、あらゆるインテリア空間の主役となる一台です。
C421-2|チェスターフィールドソファーをモダンに解釈したソファ
C421-2は英国のチェスターフィールドソファを、現代風にリデザインしたソファ。
ルーツとなるデザインは19世紀半ばごろから繁栄した、英国のヴィクトリア王朝時代のものです。
英国伝統のクラシックな精神性を土台としながら、華美な装飾性をミニマリズムで引き算していき、モダンでカジュアルなソファに仕上がりました
美容院やバーバー、セレクトショップなどカルチャーの発信地となる場所にさりげなく置いておきたい一台です。
C411-2|上質な本革仕上げの本格派チェスターフィールドソファ
C411-2は全面的に本革を採用した、本格的な英国チェスターフィールドソファ。
真鍮の鋲打ちと背もたれのボタン留めという装飾からは、英国ならではのクラフツマンシップと気高さが色濃く感じられます。
伝統へのリスペクトから生まれた威風堂々たる風格で、特別な空間をさらに特別にする一台です。
まとめ
ストレートソファ、カウチソファ、コーナーソファなど、ソファの人気のある種類とその特徴を把握しておけば、ソファ選びは簡単で楽しいものになります。
さらにインテリア空間との調和やソファを配置する目的、または使う人のことを考えれば、ワンランク上のソファ選びができるようにもなるでしょう。
- 最終更新
- 2024.02.27