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突板とは?メリットとデメリット、挽板や無垢材との違い|おすすめ家具15選も紹介

突板 ダイニングテーブル 店舗家具 テーブル

木材を建築やインテリアに使用する場合、無垢材を使うこともあれば、加工した木材が使われることもあります。

加工された木材としてポピュラーな「突板」は家具の素材として役立つさまざまな特長を備えています。

この記事では、突板の家具を賢く選ぶのに役立つ、

  • 突板とはどんな素材か
  • 突板のメリットとデメリット
  • 突板を使ったおすすめ家具の導入事例

などの情報をご紹介します。

家具やフローリングなどに使われる突板(つきいた)とはどんな素材?

突板(つきいた)とは無垢材をシート状にスライスして、ベニヤ板や集成材などの表面に貼り付けた木材のことです。

突板は基本的に、

  • 強度を担う「基材(または芯材)」
  • デザイン性を担う「化粧材」

の2種類の材料で構成されます。

このような突板は基材の構造によって、

  • 基材を木枠とし、内部が空洞で軽い「フラッシュ構造」
  • 基材をMDF(中質繊維板)とし、空洞がなく頑丈な「ベタ芯構造」

の2種類に分類することもできます。

私たちの身近なところでは、

  • 家具(テーブル天板や構造材)
  • 建具(ドアや引き戸)
  • フローリング

など、住まいの中のあらゆる場所に突板が活用されています。

突板と挽板の違いは化粧材の「厚み」

突板ととてもよく似た構造の資材に「挽板(ひきいた)」があげられます。

違いのわかりにくい突板と挽板ですが、大きな違いは化粧材の厚みです。それぞれの構造は一般的に、

  • 突板…化粧材の厚み約0.2〜0.6mm
  • 挽板…化粧材の厚み約2〜4mm

となっています。

突板と比べると、挽板のほうが質感・価格共にグレードが上がりますが、突板で十分と言う場合も多くあります。

突板のメリット・デメリットをよく理解しておけば、後悔しない選択ができるようになるでしょう。

突板を使った家具の3つのメリット

突板のメリットを十分に理解しておけば、この人気のある資材をより的確に活用することができます。

突板を他の木製資材と比較すると、下記のようなメリットが見えてきます。

メリット①:天然木の質感をリーズナブルに楽しめる

木目の美しい木材として代表的なのは、一本の木から切り出して継ぎ目のない「無垢(むく)材」ですが、ほとんどの無垢材はなかなか気軽に導入できない高級素材です。

突板や突板を使用した製品であれば、

  • 無垢材と比べてかなりリーズナブルに入手できる
  • 集成材のような継ぎ目のないデザインが可能

というメリットがあります。

突板なら、

  • ブナ(ビーチ)
  • ナラ(オーク、ホワイトオーク)
  • チェスナット(クリ)

などのような高級樹種や銘木の美しい質感を無垢材よりかなり安く導入することができます。

化粧材は本物の木からスライスされたものなのでチープさはなく、表面に集成材のような継ぎ目もありません。

そのため突板は木のあたたかな質感、私たちに馴染み深い木目の美しさをほとんど犠牲にすることなく効率的にコストを下げることができます。

メリット②:割れ・欠けが起きにくく、形状・品質が安定している

人の目には見えませんが、木材は湿気を吸収したり放出したりしながら、ゆっくりと変形し続けています。

そのため、無垢材は湿度や温度の変化に影響され、

  • 膨らんだり反ったりと変形する
  • 変形の負荷を受ける形で割れる

などの劣化症状が生じることがあります。

突板の場合、

  • 化粧材は非常に薄いため、そもそも変形しにくい
  • 基材が合板の場合、複数の薄い板を木目が直交するように張り合わせてあり、変形に強い

という好条件がそろっており、湿度や温度の大きな変化があってもほとんど変形することはありません。

ただし基材が湿気・水気に弱いMDFの突板では、水回りや湿度の高い場所では使用しない方が良いでしょう。

メリット③:環境への負荷が少なくサステナブル

環境へのより高度な配慮を目指す取り組みの一環として、「脱炭素社会」や「カーボンニュートラル」などのキーワードを以前よりよく聞くようになりました。

木材は鉄骨やコンクリートよりもCO2排出量の少ない資材であり、内装や構造の木質化は地球環境の保全に繋がります。

突板は、サステナビリティの観点からさらに優れた下記のような可能性を秘めています。

  • 一本の木を薄くスライスして有効活用できるため、森林資源の保全につながる
  • 効率化された製造プロセスにより、製造時のCO2排出量を削減でくる
  • 木材を軽量化でき、運搬時のCO2排出量を削減できる

もちろん環境への負荷の程度は、突板の製造方法や製造場所などによって異なります。

環境配慮型の突板や突板を使用した製品を選ぶには、

  • FSC認証・PEFC認証・SGEC認証など環境への配慮を認定されているか
  • 「グリーン購入法」に適合した製品か

などを基準にすることもできます。

突板の2つのデメリット

突板の家具の導入をより深めて検討するには、下記のような突板のデメリットも覚えておきましょう。

デメリット①:深い傷・剥離は修理が難しい

湿度・温度変化に強い突板ですが、非常に薄い化粧材を接着剤で貼り付けた構造のため、

  • 深い傷が入ると基材が露出してしまう
  • 接着剤が低品質だったり、水気に弱い基材を使用していると膨れ・剥がれが生じることがある

などのデメリットがあり、このようなダメージを修復するのはかなり困難です。

このようなダメージを避けるためには、

  • 信頼できるメーカーの製品を選ぶ
  • なるべく水気を避ける
  • 必要に応じてコーティング・ワックスなどのメンテナンスを定期的に行う

などの方法で対処しましょう。

デメリット②:変色することがある

突板は、

  • 木材と汚れが化学反応を起こし、シミや変色が生じる
  • 紫外線で色褪せが起こる
  • 長年の使用でコーティングが剥がれる

などの劣化が起こることもあります。

このような経年劣化は避けられないものもありますが、

  • 汚れても掃除に強い洗剤は使用せず、ぬるま湯などで拭き取る
  • 日当たりが良い場所への配置をなるべく避ける
  • コーティングが剥がれる原因になる摩擦を避ける
  • 高温になるものを上に置かない

などの点を普段の使用時に気をつけておけば、美しい状態を長持ちさせることができます。

木目が美しくスタイリッシュな突板テーブルおすすめ5選|おしゃれな導入事例イメージ付き

突板の良さが大いに発揮される家具の一つがテーブルです。

面積の広い天板に無垢材を使用するとコストがかなりかかってしまいますが、安物にすると部屋のインテリア全体のバランスが壊れてしまうリスクもあります。

コストと質感のバランスの良いおすすめ突板テーブルには下記のようなラインナップがあります。

CT40|オーク材突板のラウンドテーブル天板

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CT40は節ありのオーク材突板を使用したラウンド型テーブル。小口も木の自然な風合いが損なわれない無垢回し仕上げとしました。

ナチュラル志向のカフェやレストランにぴったりのデザインです。

直径60cmから90cmまでのサイズをお選びいただけます。

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CT36|シェーカーデザインを取り入れた、フラッシュ構造突板の軽量テーブル

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CT36は「美は有用性に宿る」という、シェーカーデザインのデザイン哲学を取り入れたダイニングテーブルです。

このテーブルは大型でも、各構造材は薄く、細く、そして強くなるよう、天板はフラッシュ構造のオーク材突板、脚部には無垢オーク材を採用しています。

このように、210cm幅のモデルでも女性二人で無理なく運搬・組み立てできる軽量さを実現しました。

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CT03|オーク材突板の角形テーブル

突板 ダイニングテーブル 店舗家具 カフェ 角テーブル

CT03は木目の美しいオークを化粧材とした角形テーブル。天板の角は面取りし、底部も角のない船底形状とし、安全で優しいフォルムに仕上げました。

カジュアルなテイストのインテリアに映える、使いやすい一台です。

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CT04|オーク材突板を板張り風に仕上げた角形テーブル

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CT04は突板をあえて目地のある板張り風に仕上げた角型テーブルです。

小口にももちろん天然木からスライスされた、十分に厚みのある化粧材を採用。どんな雰囲気のインテリアにも溶け込みやすい、素朴で飾らないデザインに仕上げました。

サイズは幅60cm×長さ60cm〜幅100cm×長さ180cmまで、豊富なラインナップからお選びいただけます。

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CT01|シャープで軽やかな印象のオーク材突板テーブル天板

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CT01はオーク材の突板でナチュラルテイストに仕上げたテーブル天板。天板小口は船底形に仕上げることにより、厚みを感じないシャープで軽やかなフォルムに仕上げました。

カフェ・レストランから各施設の休憩所・待合所、ワークスペースなど、多様な場所やシーンで取り入れやすい上質でシンプルな一台です。

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木の温もりを感じる突板サイドテーブルおすすめ5選|おしゃれな導入事例イメージ付き

ダイニングテーブルに比べてやや小型のサイドテーブルでも突板が活躍します。

木目が美しくさまざまなインテリアに取り入れやすい突板のサイドテーブルには下記のようなラインナップがあります。

CLT10|シェーカーデザインを取り入れた丸型サイドテーブル

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CLT10は、使いやすさと美しさを同じ次元で捉える、シェーカーデザインの精神を取り入れたサイドテーブルです。

シンプルな形状は単体での使用はもちろん、複数台を並べて使用してもインテリアの雰囲気を壊すことなく引き立ててくれます。

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CLT01|オーク突板の楕円形サイドテーブル

突板 サイドテーブル 店舗家具 カフェ 楕円テーブル

CLT01は親しみやすい楕円形のサイドテーブル。横長に使えば、2〜3人掛けのソファに添えるティーテーブルにうってつけです。

オーク突板の天板は船底形状で軽やかな印象に仕上げました。脚部にはアルミダイキャストを採用し、ナチュラルさと十分な強度を併せ持つすっきりしたデザインに仕上げました。

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CLT08|オーク突板×スチールフレームのスタイリッシュなサイドテーブル

突板 サイドテーブル ローテーブル 店舗家具 角テーブル

CLT08はオーク突板の天板と黒皮風塗装のスチールフレームをスタイリッシュに組み合わせたサイドテーブル。

人気のあるソファシリーズ「ZACK」とシンクロするデザインで、ZACKシリーズとのさまざまなレイアウトパターンをお楽しみいただけます。

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CLT12|オーク突板×クリアガラスのクールなサイドテーブル

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CLT12は突板パネルで構成した本体にクリアガラス天板を取り合わせたサイドテーブル。ガラス天板の視覚効果で、テーブル全体が軽やかな印象となっています。

天板下のスペースは食器コレクションの収納したり、お気に入りの本や雑誌を置いておいたりと、インテリア性も実用性も兼ね備えています。

リビングからラウンジまで、さまざまなインテリア空間に配置できる一台です。

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CLT13|どこか愛嬌のあるフォルムのビーチ突板サイドテーブル

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CLT13はトップにビーチ材を採用し、脚部にはビーチ無垢材を使用したサイドテーブルです。

全体に現れたビーチ材特有のきめ細やかな木目が、インテリアに深みと温もりを加えます。

CLT13は全体に丸みを帯びた愛嬌のあるフォルムも大きな特徴。角がなく多くの人が利用する場所での使用にも安心です。

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木の質感を活かしたおしゃれな突板椅子・ソファおすすめ5選|おしゃれな導入事例イメージ付き

ソファ・椅子のパネルや背もたれ、肘掛けなどでも突板が活躍します。

突板のデザイン性や特性を取り入れた優秀なソファ・椅子には、下記のようなラインナップがあります。

C426-3|オーク材パネル×スチールのカジュアルなソファ

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C426-3は黒皮風塗装仕上げのスチールフレームとオーク材突板パネルを合わせた3人掛けソファ。

クールで硬質な印象の躯体に配置された大型クッションの、モダンなユニークさが目を引く一台です。

アームソファ以外に、アームなしタイプのソファ、ラウンジチェア、スツール、アームチェア、ランプテーブルなどが同一シリーズにラインナップされており、多様なレイアウトが気軽に楽しめるプロダクトとなっています。

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C415-2|突板と張り地をポップに組み合わせたソファ

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C415-2は、正面から見ると張り地のパターン、横から見るとオーク材の突き板と無垢材のパネルが際立つ、見る角度で表情を帰る2人掛けソファ。

世代や性別を問わず幅広く愛されるポップなデザインは、美容室やクリニックの待合室からカジュアルなカフェまで、あらゆるインテリア空間に溶け込みます。

座面・背もたれには十分な厚みのあるクッションを採用、長時間リラックスしていられる座り心地としました。

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C425-2|オーク突板と無垢材を取り合わせた2人掛けソファ

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C425はオーク材突板とオーク無垢材、スチールパイプを取り合わせてデザインしたソファシリーズ。

肘掛けにオーク無垢材を使用し、見て美しいだけでなく木の質感を肌に触れて楽しむこともできます。

スチールフレームは鉄の硬い質感に深みを加える黒皮風塗装で仕上げ、全体に知性や落ち着きを感じられるデザインとなっています。

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C305BS|オーク突板プライウッドの軽やかなハイスツール

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C305BSは極細のスチールフレームにオーク突板を採用したハイスツールタイプの椅子。

座面・背もたれに採用されたオーク材は有機的な曲線・曲面に加工し、親しみやすいデザインとしました。

軽やかで都会的なデザインのこの椅子は、バーカウンターからカジュアルな飲食店まで、さまざまなスタイルのインテリア空間に自然に溶け込みます。

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C313|カジュアルさとインダストリアルな雰囲気を併せ持つチェア

突板 椅子 カフェ スチールチェア 店舗家具

C313はナチュラルさとインダストリアルな雰囲気をあわせ持ったスチールチェア。

スチールのフレームにクッションとオーク突板を組み合わせ、十分なクッション性を備えながらもシャープな印象になるようまとめました。

シャープさに加えて軽やかさや柔らかさ、背後から見れば木の温もりを感じられるデザインで、あらゆる方向からの観賞に対応するデザインとなっています。

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まとめ

リーズナブルで使いやすく、環境にも優しい突板は建築やインテリアのさまざまなシーンで活躍します。突板のメリットとデメリットをよく理解しておけば、優秀な突板の家具を賢く選ぶのに役立ちます。

 


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最終更新
2024.10.10

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