壁材とは?代表的な種類と特徴を解説
部屋のインテリアの大きな要素でもある壁材。住宅の中で大きな面積を占めるため、どのような素材を使用するかによって、空間のイメージを大きく左右します。
代表的なものとしては、クロス(壁紙)、木材、塗り壁、タイルの大きく4つが挙げられます。
インテリアの雰囲気や過ごしやすさ、暮らし方などに影響を及ぼすので、住まいの理想に合わせて選びたいものです。
とはいえ、どのような壁材があるのか具体的に分からない方も多くいらっしゃるでしょう。
壁材とはどのようなものなのか、代表的な種類や特徴を解説します。壁材選びに悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
壁材とは?
壁は部屋の中でも大きな面積を占めるため、どのような色・素材・質感なのかによって、部屋の雰囲気を大きく左右します。
「思っていた雰囲気と違った」とならないためにも、慎重に選ぶ必要があります。
一般的に住宅の壁材としては、クロス、木材、塗り壁、タイルの4つが主流です。中でもクロスは9割以上のシェアを誇るともいわれます。
またデザイン性だけではなく、暮らし方にも影響するため、部屋によって適したものを選ぶのが基本です。
例えばリビングやダイニングは温かみのある色・風合いの壁材、子供部屋には汚れを落としやすい壁材、トイレ・キッチンなどには清潔感ある壁材が適しています。
見た目はもちろん性能や機能性も含めて、選ぶようにしましょう。
たのすむ「壁材の種類と特徴をまとめて紹介!クロス・塗り壁・木材・タイルのメリット・デメリットは?」https://tanosu.com/tanosumu/interior/6339/ (参照:2022-7-7)
壁材の種類は4つの素材が代表的
壁材の種類はクロス、木材、塗り壁、タイルの4つが代表的。それぞれ特徴が異なるので、見た目はもちろん機能性なども含めて、部屋ごとに適したものを選びましょう。
それぞれの特徴を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
クロス(壁紙)
クロスは一般的に壁紙と呼ばれるもので、リーズナブルかつ手入れしやすいのが特徴です。
中でもビニールクロスはデザインやカラーバリエーションが豊富で、織目調や石目調、木目調、花柄などがさまざまな種類があり、好みや部屋の用途などに合わせやすくなっています。
他にもパルプを使用した紙クロスや、合成繊維もしくは天然繊維を使用した織物クロスなどもあります。
ビニールクロスの中には珪藻土や漆喰を混ぜたものや、タイル風のものなどもあり、本物の塗り壁やタイルのような質感を、リーズナブルに楽しむことが可能です。
また手入れのしやすさも魅力で、中性洗剤を使えば簡単に汚れを落とせるため、子供部屋など汚れやすい部屋への使用にもってこいの壁材です。
消臭機能やひび割れ対策、傷・衝撃に強いものなど、機能性を付与された商品もあるため、見た目・機能ともに豊富な選択肢から選べるようになっています。
木材
伐採した木材をそのまま使用する「無垢材」と、表面に美しい天然板を張り合わせた「突板」の主に2パターンが挙げられます。
どちらも天然の木材を使用しているため、木材ならではの温もりや香りを楽しめるのが特徴です。
特に無垢材を使用した場合は、木ならではの調湿性や吸音性にも優れています。湿気の多い夏や乾燥しがちな冬でも、快適に過ごせる空間にしてくれます。
また経年変化により色合いが変化していくのも醍醐味。深みを増していく色合いの変化を楽しめます。
ナチュラルな雰囲気が好きな方や、自然素材に癒されたい方におすすめです。
塗り壁
下地に土や植物などの自然素材を厚く塗ったもので、防火性や調湿性などの機能に優れています。
主に珪藻土、漆喰、土壁などがあり、以下のような違いがあります。
- 珪藻土:調湿性や断熱性に優れているため、夏は涼しく冬は暖かい。消臭効果もあるため、生活臭の軽減にもなる
- 漆喰:耐火性能が高く、もし火災が発生しても有害ガスが発生しない。防音性にも優れている
- 土壁:柔らかい質感と上品な美しさが特徴。施工には高い技術が必要なものの、和風住宅との相性に優れる
職人の手作業で塗られるため、同じ素材でも塗り方により異なる質感やデザインを楽しめるのが特徴です。
クロスでは出せない質感にこだわりたい方や、防音性・耐火性などを重視したい方におすすめです。
タイル
陶器や磁器を用いた壁材で、耐久性や耐水性に優れています。キッチンやトイレ、浴室など水周りに適している壁材です。
デザイン性に優れているのも特徴で、色や形のバリエーションが豊富にあります。同じタイルでも、丸や四角形、三角形など形が異なれば雰囲気も異なります。
また複数の色や模様のタイルを、自由に組み合わせることも可能。インテリアに合わせやすいのはもちろんですが、オリジナルデザインの作成もできます。
調湿や消臭など機能性の高いタイルもあるので、水回りだけではなくリビングやダイニング、ベッドルームなどで用いられるケースも増えてきました。
部屋のアクセントにしたい方や、タイルならではの質感が好きな方におすすめの壁材です。
壁材は見た目や機能性から好きなものを選ぼう
壁は住宅の中でも大きな面積を占めるので、部屋の印象や雰囲気を左右します。例えばリビングやダイニングは明るい色合いの壁材が、水回りには清潔感ある壁材が適しています。
見た目はもちろんですが、素材によって質感や特徴、機能性などが異なるので、理想とするインテリアや部屋の用途などに合わせて、適した壁材を選ぶのがおすすめです。
- 最終更新
- 2022.08.23